悪いのが片一方だけなら、
ケンカも長続きはしないのだが。
(英語)
Quarrels would not last long
if the fault were only on one side.
(運と気まぐれに支配される人たち、
ラ・ロシュフコー)
兄弟でも、夫婦でも、
親子でも、友だちでも、
会社でも、国際関係でも、
ケンカがこじれるとすれば、
双方に何らかの過失があるから…
とういことになる。
一方が相手にしなければ、
ケンカはそこで終わる。
だいたいは…
泣き寝入りしなくちゃいけないの?
悪くても折れなくてはいけないの?
妥協して正義を曲げるのか?
そんな声も聞こえてきそうだ。
そんなことを考えると、
なんだか難しくなってくる。
本質は、
ケンカしたいか仲直りしたいか、
白黒ハッキリさせたいだけか、
自尊心を取り戻したいだけか、
そこにあると思う。
心から仲直りしたければ、
方法はいろいろ見つかる。
双方にとって…
しかし、お互いが、
それ以外を求めているとすれば、
長期戦は避けられないね。
別に、この言葉を読んで、
ケンカをやめなさいと
言っているんじゃないですよ。
自分を正当化しすぎて、
ケンカの原因が自分にもあることを
忘れないように、というご提案です。
それをほんの少し認めるだけでも、
余裕が出てくるのではないでしょう。
相手に対して…
ケンカが終わるポイントは、
余裕のような気がします。
それさえあれば、
風向きも変われることでしょう。
時々、思い出す言葉があります。
「そもそも、互に訴え合うこと自体が、
すでにあなたがたの敗北なのだ。」
(新約聖書?コリント6:7 )
うわぁ、キビしいです。
【参考】
燃えよ剣(司馬遼太郎)