何かにケチをつける喜び。それを味わうと、…

何かにケチをつける喜び。
それを味わうと、
何か良いものに心動かされる喜びが
私たちから、奪われてしまう。

(英語)
The pleasure of criticizing robs us of
the pleasure of being moved
by some very fine things.

(ジーン・ド・ラ・ブリュイエール)

思いっきり、
ある人をけなした後、
その人の褒める点が浮かびあがっても、
なかなか、褒める気にはなれない。

それまでけなした自分を守るため、
なおかつ、見方が固まっているため。

「どうせ、?なんでしょ。」
そんな言葉が、口から出てしまう。

ははは…、
なんか、私にも思い当たりそう。
(恥ずかしい限りです)

人と比べてしまうのが、
最たる動機なんでしょう。
ケチをつける喜びが倍増してしまうのは…

何度も聞いた去年(2003)のヒット曲が、
思い出されます。

「世界に一つだけの花(SMAP)の歌詞
 1つとして?の部分」

もう一つ。
私たちが仕事などでケチをつけるのは、
自分に面倒がふりかかりそうな場合
でしょうね。

そこでケチをつけて、
相手のやる気をなくしてしまうか、
うまい方法でケチを表現して、
相手のやる気を盛りあげるか…

それだけでも、自分のまわりの動きが
大きく変わってしまうようです。

ケチをつける喜びは控え目にして、
そのケチをうまく表現できるように
なりたいものです。

【参考】
さぶ(山本周五郎)


常識にとらわれない100の講義(森博嗣)

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