答えのすべてを知るより、
疑問のいくつかを尋ねる方がいい。
(英語)
It is better
to ask some of the questions
than to know all the answers.
(ジェームズ・サンダー)
覚えがわるい人に限って、
たくさん知りたがるのは、
なぜなんでしょうね。
(自分もそうかな…)
多分、覚えがわるいことを自覚しすぎて、
風呂敷を広げすぎるんでしょう。
人が覚えられることは、
そんなに多くありません。
また、話されたこと、
あるいは本1冊に書かれたことでも、
大切なポイントは多くはないはずです。
ご存知の方もいらっしゃるでしょうが、
80対20の法則というものがあります。
(別名:パレートの法則)
原因の20%を解決すれば、
結果の80%が向上する。
顧客の20%が、
売上の80%を占めている。
人間関係の20%が、
私たちの幸福感の80%を握っている。
こんな感じです。
多くの疑問が湧いてきたとしても、
そのうちの20%を賢く選んで、
尋ねれば、あるいは調べれば、
80%以上、つまりほとんど分かるのです。
そして、もう一つは、
それによって賢明になれることです。
すべて教えてください、
何でも教えてください、と頼むことは、
「依存心の現れ」ということもあります。
学校の授業で言えば、
教授の声をボイス・レコーダーで録音し、
集中していないようなもの。
あとで聞いても、
どこにポイントがあるのか、
分からない場合も出てきます。
疑問点を絞ること。
もちろん、これは
時間の節約にもなります。
100%に目を向ける前に、
まず20%に目を向けて、
解決される80%を探してみましょう。
【参考】
人生を変える80対20の法則