港に泊まっている船は、安全だ。
でも、その姿は、
船が造られた目的じゃあない。
(英語)
A ship in harbor is safe,
but that is not what ships are built for.
(ジョン・A・シェド)
目的じゃあない、なんて
断言までされると、
少しズシリと来る言葉です。
なかには、何でもかんでも、
目的、目標、ゴールなんていう言葉に
日々責められたり、圧倒されていて、
息が詰まりそうな方もいるでしょう。
私、思うんです。
もともとは、目標、目的が
息の詰まる言葉じゃあないはずだ、と。
息が詰まるのは、
それが押し付けられた異物だからです。
自分が自由に考えた目的や目標は、
間違いなく楽しいはず。ただ、
順調にいくことばかりでないという点は、
押し付けられた目標と変わりありませんが…
昨晩、妙な夢を見ました。
ある建物のなかにいる敵と戦っている、
ちょっとスリリングな夢でした。
何かを克服したいと思っている私の
潜在意識のあらわれだったのでしょう。
克服したいものは、常に、
何かしらあるように思います。
私たちの時間には…
いっとき港に泊まって、
それを忘れてもいい瞬間があるとしても、
やはり、また次の仕事が迫ってきます。
人生そのものが、
港ばかりに泊まっていられない、
ように出来ているようです。
私たちが、
海に出て行く船でありますように。