多かれ少なかれ…

多かれ少なかれ
誰だって傷はつくんだ。

大きな傷を受けた人間が
特別強いわけじゃないし、
傷ついたからって
弱いわけじゃない。

(雨の中、筑波さくら)

どんな傷を受けるか
っていうのは、
その人が強いか弱いかが
関係ないことも多い。

それなのに、
傷の大きさと
人の強さっていうのを
比例しているように考えるから、
誤解っていうものが生じる。

自分の傷の大きさを見せびらかして、
私は弱いのよ、って叫んでいる人は、

もしかしたら、逆に、
人を傷つける強さを
もっているかもしれない。

傷も、弱さも、
人に見せるために
あるもんじゃない。

それを乗り越えて、後々、
同じような傷、弱さに
ぶち当たっている人を
導くためなんじゃないかな。

だから、
大きな傷を経験した人ほど、
大きな傷を癒す助けが
出来るのかもしれない。

(参考)夕凪の街桜の国 (こうの 史代)


こころの処方箋(河合 隼雄)

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