人は一年先のことまで心配するが、…

人は一年先のことまで心配するが、
日暮れ前に死ぬことも知らないのだ。

(人は何で生きるのか、トルストイ)

心配ではなく、
大きな期待をもちながら、

まさに今日、そういう日を
迎えてしまう人がいるでしょう。

まさか、自分の人生が終わる、
なんて思ってもいないはずだ。

わたしばかりでなく、
あなたにも、
わたしやあなたの大切な人にも、
そういう日が、
今日じゃなくても、
いつか来るかもしれない。

自分のせいで、
そんな日が来るとしても悔しい。
自分のせいじゃなければ、
なおさら悔しいだろうと思う。

いつかっていうことは
誰にも分からない。

分からないから上に、
それまでにどう生きるか、
っていうことは、
一人一人にまかされている。

30年後だろうと思ってもいい。
今日来るかもと思ってもいい。
どうでもいいと思ってもいい。

その予想が当たる人なんて、
ほとんどいないだろう。

ただ言えるのは、
心配することや、期待することが、
人生の本質と関係なかったら、
ちょっともったいないだろう、
っていうことだけかも。

(参考)人はなんで生きるか(トルストイ)


こころの処方箋(河合 隼雄)

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