若い人たちに説教するよりも、
自分たちが変わらなきゃいけないな。
(ホンダ・マガジン、安田浩志)
暑い夏に向けて、
ヘアカットに行ってきました。
まだ誰も来ていない時間帯。
わたしは、目を閉じて、
気持ちよくなされるがまま…
店長と店員(20代前半)の会話を
聞いていると、面白いものです。
店員:うちのお母さんが、
○○(娘らしい)のキャンプ代、
出してくれないんです。
ふつう、出しますよねぇ。
店長:…
店員:それに、ピアノ代も、
出してくれないんです。
店長:当たり前でしょ。
自分の子供なんだから…
店員:だって、始める時には、
出してくれるって
言ってたんだから。
店長:そりゃあ、あんた甘いよ。
店員:そうでしょうけど、
最初、出してくれるって
言ってくれたんだから…
話を聞いていて、なんか、
ひと言、言いたくなりましたね。
おそらく、これまで、
いくらか出してくれていた親
だったんでしょう。
ありがたみを覚えるどころか、
出してくれるのを当たり前と
思ってしまう。
幸い、わたしの父母は、
わたしの結婚当初から
頼りになる存在でなかったゆえに、
そんな期待は何一つ持たずに
娘らを育ててきた。
そういう自負がもたげてくると、
若い人に何か言いたくなるもんです。
でも、言ってもしょうがない。
そこのお宅の教育方針で、
そういう親子関係が出来たわけですから。
そんなことを言いたくなったら、
自分の娘らがそんな期待を持たないよう、
育てることを考えた方がいい。
そう思いなおしました。