一つのやり方でやってみて
モチベーションが
高まらないのであれば、
別のやり方に変える。
柔軟に変えていくことが、
真にモチベーションを
高めることにつながる。
(感情暴走社会、和田秀樹)
モチベーションとか、
やる気とか、
心を大切にする日本人は、
それらが足りないと思った時に、
その心を奮起さえさせれば、
モチベーションも、やる気も
出てくると思いがちです。
しかし、その奮起させる、
叱咤激励する、励ます、
という「方法」だけに頼るあまり、
いまいち、効果の出ていない場面も
少なくない気がします。
要は「しくみ」。
「しくみ」を変えずに、
叱咤激励で
モチベーションを高める「しくみ」
のままでいっちゃうのか。
「しくみ」を変えて、
叱咤激励がなくても、
モチベーションが高まる「しくみ」
になっていくのか。
気合とか、叱咤激励の効能を
信じる強さに応じて、
そのままの「しくみ」を
維持してしまう体質になっています。
たとえば、同じような状況に
2、3度ぶち当たっているうちは、
今まで成功してきた方法だから、
このまま行っちゃおうよ、
ということになりやすい。
大きな成功を得ていれば得ているほど…
ところが、いよいよ、
このままじゃまずいな、
と感じた時に、やっと、
変えようとする。
それじゃあ、遅いんですよ。
失敗を重ねれば重ねるほど、
モチベーションは高まりにくく
なっていますからね。
柔軟に変えていくこと。
これ、大切です。
(参考)感情暴走社会(和田秀樹)
No.3181