疑い…

疑いは、
疑う心があって
生じるものだ。

弁明しても
心を変えることはできぬ。
心を変えることができるのは、
心をもってだけだ。

(蜩ノ記、葉室 麟)

疑いたい人の心には、
どんなに証拠を見せてあげても、
疑いが生まれる。

疑えるだけの情報ばかりを
見つめてしまうからだ。

信じたい人は、
信じられるだけの情報を
見ようとする傾向がある。
良くも悪くも、だ。

自分に果たせる目標とかでも、
そういうことが言えると思う。

自分には
出来ないんじゃないだろうか、
と自分で疑ってしまえば、

いくら可能性のあることでも、
出来ないことになってしまう。

出来ないどころか、
挑戦すらしないだろう。

どれだけ、
説得されたり、
出来るんだという証拠を
見せられても、
自分の考えを
変えないだろうから。

反対に、
果たせそうにない目標でも、

自分で出来ると
信じてしまえば、

挑戦するだろうし、
失敗してもあきらめずに、
さらに突き進むかもしれない。

やはり、疑う心は、
自分の中から根拠なく、
生まれるものなのだ。

(参考)蜩ノ記(葉室 麟)

No.4629


こころの処方箋(河合 隼雄)

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