自分で、
あの人は好きと思っても、
その人がいい人だとは、
きまっていないんだよ。
その反対に、
きらいだと思っても、
その人が悪いという
わけでないこともあるんだよ。
きらいだと思う自分の方が、
わるいことだってあるんだよ。
(氷点、三浦綾子)
おそらく、誰にでも、
人の好き嫌いは、ちょっとくらい
あるんじゃないかと思う。
違いは、
それをほとんど見せずに、
振る舞える人と、
まったく隠せず、
「嫌いオーラ」を発しながら、
自分だけでなく周りをも
不快にしてしまう人がいる
ってことだろう。
長く付き合ってみれば、
それほど嫌いじゃないな、
と思い直すことも多い。
けれど、感情は、
空気を作ってしまうから、
「嫌い」の存在は、
幸せさえも左右するようだ。
でも、嫌いをなくするって、
難しいんだよな。
(参考)氷点(三浦綾子)
No.5956