泣く=弱い人間である、
ということではないと思うんです。
涙を流したからこそ、
前に進むこともできる。
あるいは、踏みとどまる力を得られる。
むしろ、泣くことすらできずに
縮こまっている時のほうが、
心はずっと脆い場合だって
あるはずです。
(おいしいコーヒーのいれ方 Second Season 7 記憶の海、村山由佳)
なんで、こうなっちゃんたんだろう?
なぜ、自分だけが…?
どうして、分かってくれないの?
これら3つの問いには、
だいたい答えがないと思います。
答えがない問題に
ぶち当たったときに、
人は、気持ちの持っていき場を
失うことでしょう。
じゃあ、
持っていき場を失った時には、
どうしたらいいんだろう?
という問いにも、
人はそれぞれ
答える方法を探します。
おそらく、その正解は、
じっと待つことだと思います。
それが我慢できない人は、
持っていくべき場所でないところに
無理矢理持っていき、
仮の「満足」とか「快感」を得て
解決したような気になります。
そして、しばらくすれば、
解決などしていないことが分かって、
また「持っていき場」を
探すことになります。
しかし、あるわけがないのです。
泣いても叫んでも、どうしてもいい。
人生には、待つしかない場面が
多々あるのは仕方ないことです。
(参考)おいしいコーヒーのいれ方 Second Season 7 記憶の海(村山由佳)
No.7621