時間持ち

森博嗣,いい言葉
金持ちという言葉があって、みんな金持ちになりたがっている。しかし、よく考えてみると、金よりも重要なものがある。それは時間だ。時間は金では買えない。金で解決できない問題も、時間が解決することがある。そういう意味では、金持ちよりも時間持ちの方が、価値があるし、人々の憧れの対象になるはずである。
時間持ちというのは、基本的なことを考えれば、若い人ほどそれに当てはまるだろう。人生の残り時間が多い、という意味だ。…
それでも、時間持ちだからといって、これを無駄遣いしてはいけない。時間というのは、沢山持っているからといって、お金のように一気に使うことはできない。たとえば、なにかを作るのに千時間必要だから、では千時間出しましょう、とぽんと出すことはできない。ようするに、お金持ちだけれど、一日に五千円しか使えません、みたいなものである。それをこつこつと使えば良いのだが、ついつい無駄なものに使ってしまう。そうすると、自分の使いたいものになかなか時間が回らない、という結果になって、そのまま歳を取っていくことになる。…
たしかに難しい。どれだけ持っているかわからないし、少しずつしか使えないものを、どう使っていくのか。それは考えないといけないが、考えるのにも時間が必要なので、あまりじっくり考えていると、その分時間は減ってしまう。では、手当たり次第試してみれば良いか、と思っても、そうなると今度はお金がない。ままならないものだ。

(「思考」を育てる100の講義、森博嗣)

たとえば、自分の今日1日(土曜日)を考えてみる。
朝4:30頃に起きて、好きなことを勉強した。
妻が体調不良なので、私が洗濯機のスイッチオン。

それを、5:45頃まで続けた。
そこから30分は、体幹トレーニング。
これは、10年以上続いている。
終わって、乾いた洗濯物をおろして、
洗濯機から取り出したものをかける。

それが終わって、6:30頃から朝食。
オレンジ1個、納豆。
オレンジが、グレープフルーツになったり、
他の果物にになったりする以外は、毎日同じ。
そして、仕上げに、EPAサプリを飲む。
コレステロール値対策の、気休め。

(途中、省略)

その後、7:30頃に、
妻を病院に連れていくという、
イレギュラーが発生したけれど、
大切なことだから、第1優先。

こんなイレギュラーは、
明日の時間にあてよう、
なんてことは出来ない。

結果的に、病院の診察で、
大きな問題はありませんでした、
となったとしても、今日やることに
意味があったプロセス。

「今」の時間を、
今使わなかった後悔だけは、
しなくていいようにしましょう。


こころの処方箋(河合 隼雄)

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