それぞれが異なる定規を…

それぞれが異なる定規を
相手にかざすのだから、
自分の求める褒め言葉が
もらえないのは当たり前だ。

褒め言葉が欲しくて
人とつき合うのならば、
自分と似た人とばかりつき合えば
良いわけだが、それもばかばかしい。
褒め言葉を期待せずに、
自分の努力は
自分だけがわかっていて、
人には伝えないように
するのが一番なのだ。

(可愛い世の中、山崎ナオコーラ)

理解されなくてもかまわない、
と言葉にするのは簡単だけれど、
それを貫くのは、なかなか難しい。

そもそも、
その「理解されなくても」
という言葉を発するところからして、

「理解される」ことを意識している。

本当に「かまわない」なら、
そんな言葉すら、
意識に思い浮かんでこないはず。

理解されないと感じたときには、
「時にはこんなこともある」
と思えばいい。

理解されて満たされたら、
その良い気分を覚えていて、
また励めばいい。

間違っても、
それがずーっと続くなんて
期待しないほうがいい。

人は、正しいことだから
理解するのとは限らない。
その時の気分で、理解したいから、
理解することの方が多いかもしれない。

それが分かっていれば、
自分の理解も誤らないだろうと思う。

(参考)可愛い世の中(山崎ナオコーラ)

No.7658


置かれた場所で咲きなさい(渡辺 和子)

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