言葉を「使う」と、書く世界が狭まる。
いつだって世界は言葉以上なのだ。
私たちの持ち得る
ちっぽけな言葉を用いて
描こうとすれば、
どうしてもそれは言葉以下の
ちっこい世界になってしまう。
(世界は終わりそうにない、角田光代)
英語で、自分の言いたいことを
表現したいと思いながら、
なかなか文章が出てこないために
歯がゆい思いをすることがあります。
日本語では、そんな思いをすることは
ありませんが、だからといって、
本当に言いたいことが
ちゃんと伝わっているかと言えば、
実は、かなり怪しいところです。
本当は、日本語で話す時ほど、
もっと歯がゆい思いをして、
言葉を引き出した方がいいかもなぁ。