人は汚いもきれいも一緒に
生きてこそ、人の全体なのじゃないか
と思うのだけど、
あるいは生きざるを
得ないんじゃないか
と思うけど、
でも私が本当に
肝っ玉がすわっていたら、
えー、板の間のゴミ、
それが何ぼのことだ、
死にゃせん、
このゴミの集積こそが、
人間が生きている
何よりの証しだと言いたい。
いつか言えるような人に
私はなりたい。
(ヨーコさんの”言葉” それが何ぼのことだ、佐野 洋子)
清潔感があって、ゴミを捨てて捨てて、
捨てて、捨てつくしても、生きている限り、
ゴミは出る。どこかで共存するバランスを
見つけないと、キリがないもんだべな。