自分がいい人間である
と思われたいと、
隠し、迎合し、
常識に振り廻されるようになる。
或いは
人が徹頭徹尾いい人の筈だなど
と過大評価すると、
すぐ失望するようになる。
しかし自分も人もほどほどだ
ということを見極めていれば、
それほどひどい失望を
味わうこともなく、むしろ
欠点の陰に隠された美点を
見つけ出せることさえ多い。
(結婚は、賭け。、曽野綾子)
何にも失望することなく、
生きていくことなんて出来ない。
それは、こちらが勝手に
「期待している」ことが
必ずあるからだ。だから、
失望が、人生の終わりじゃない。