だれかに助けを求めることは、
決してかっこ悪いことではないし、
自分の無力を
表明することでもない。
まっとうなコミュニケーションだ。
むしろ、
「こんな弱音や本音を言ったら、
相手にどう思われるだろう」
と縮こまり、寄せられる心配すら
遮断して閉じこもってしまうほうが、
よっぽど勇気がなく、
周囲のひとの心を
無視する行いだと言えよう。
(愛なき世界、三浦しをん)
助けてもらう、
助けてあげる、
これはセットだ。
助けるだけの相手がいれば、
助けられるだけの相手
もいるかもしれない。
それでも、それがセットだ。
ギブ&テイクとは、
そういうことだろう。