人間は、機械などよりも
はるかに不確定だから、
信じていたのに裏切られる、
という場面が頻繁である。
そもそも、
信じていたのが勝手な思い込み、
つまりは観察不足による
見込み違いなのである。
詐欺のように、本当に
相手が悪い場合も稀にあるけれど、
多くの場合、そうなることを
予測できなかった自分の落ち度と
捉えるのが妥当なところだろう。
(悲観する力、森博嗣)
思い込みたいなら、思い込めばいい。
その代わり、傷ついたとか、
裏切られたとか、騒がないことだ。
人間の人生、
予定通りにいかないことなんて、
裏切られなくても、たくさんある。