
これまでこれらの記録が残されてきたのは、
…この民に多くのことを思い出させ、
また多くの人に彼らの行いが
誤っていることを納得させるためである。
(アルマ、モルモン書)
本を読んで、いい言葉に出会うと、
「あいつに読ませてやりたい。」とか、
「あの人に、これを言ってやりたい。」とか、
思ったりすることがあるかもしれない。
そういう気づきや発見は
いいことかもしれないが、
気づいている自分を変えるのと、
気づいていない他人を変えるのとでは、
どちらが容易かは、明らかだ。
であるから、少なくとも、
読んだ自分自身が、その本から
エッセンスをもらい、
自分の誤っている点、欠けている点を
改善していこうという気持ちが
少し芽生えただけで、儲けものなのだ。