カテゴリー: 自分の心

人間の心のうち、意識というのは氷山の一角に過ぎない。水面下にある無意識の方が、はるかに広大なんだ。 だから、自分自身の心の動きも、なかなか理解することができない (新世界より、貴志祐介)

つづき 氷山

何かをなくすと、そこには何もなくなるんじゃなくて、別の世界が立ち現れたのである。 もともとそこにあったんだけれども、何かがあることによって見えなかった、あるいは見ようとしてこなかった世界。 (寂しい生活、稲垣 えみ子)

つづき 別の世界

だけど「失う」ってなんだ?俺たちはみんな、素っ裸のゼロから始まったんだぜ?失ったんじゃねえ。「元に戻った」だけさ。 (チェーン・ピープル、三崎 亜記)

つづき 失う

人に裏切られたことなどない。自分が誤解していただけなのだ。 (高倉 健)

つづき 誤解

ものごとというのは、ぐっと近寄って見るときと、ほどほどに見るときと、ぐんと離れて見るときとで、それぞれに見えかたがちがってくる。見えかたがちがうのはおもしろい。 それがいままで生きてきたこと、いま生きていることのしみじみ…

つづき 近寄って

私の心は弱いのですだからといって私を弱いと思わないように…私の心は強いのですだからといって私を強いと思わないように (ロマンス、銀色 夏生)

つづき 思わないように

人は汚いもきれいも一緒に生きてこそ、人の全体なのじゃないかと思うのだけど、 あるいは生きざるを得ないんじゃないかと思うけど、 でも私が本当に肝っ玉がすわっていたら、えー、板の間のゴミ、それが何ぼのことだ、 死にゃせん、こ…

つづき 汚い

人間は、毎日、同じことを言い続けられれば、その気になるのかもしれない。 ましてや、それが、無意識の願望と一致していれば。 (青の炎、貴志祐介)

つづき 毎日

旅は、いつだって一回きりです。 同じところに、また行くことはできても、同じ旅はできない。 (「青春18きっぷ」ポスター紀行、込山 富秀)

つづき 一回きり

どんな内容でも書かれたものにはすべてフィクションの要素があることを忘れないでほしい。 人が語ることが完全に客観的であることはありえない。真実はいつも一つではないのである。 (言語学の考え方、黒田 龍之助)

つづき 人が語ること