カテゴリー: 自分の心
2018年4月18日
人間の心のうち、意識というのは氷山の一角に過ぎない。水面下にある無意識の方が、はるかに広大なんだ。 だから、自分自身の心の動きも、なかなか理解することができない (新世界より、貴志祐介)
2017年10月12日
何かをなくすと、そこには何もなくなるんじゃなくて、別の世界が立ち現れたのである。 もともとそこにあったんだけれども、何かがあることによって見えなかった、あるいは見ようとしてこなかった世界。 (寂しい生活、稲垣 えみ子)
2016年12月30日
ものごとというのは、ぐっと近寄って見るときと、ほどほどに見るときと、ぐんと離れて見るときとで、それぞれに見えかたがちがってくる。見えかたがちがうのはおもしろい。 それがいままで生きてきたこと、いま生きていることのしみじみ…
2016年9月1日
人は汚いもきれいも一緒に生きてこそ、人の全体なのじゃないかと思うのだけど、 あるいは生きざるを得ないんじゃないかと思うけど、 でも私が本当に肝っ玉がすわっていたら、えー、板の間のゴミ、それが何ぼのことだ、 死にゃせん、こ…
2016年7月6日
どんな内容でも書かれたものにはすべてフィクションの要素があることを忘れないでほしい。 人が語ることが完全に客観的であることはありえない。真実はいつも一つではないのである。 (言語学の考え方、黒田 龍之助)