人の魂を除けば、地上のすべてのものは、過ぎ去る影の…

人の魂を除けば、
地上のすべてのものは、
過ぎ去る影のようにむなしい。
唯一朽ちることのないものは、
わたしたちの中にあるのだ。

(W・E・チャニング)

昨年(2002)の自己破産の申し立てが、
20万件を超えたそうです。

お金の鎖にからまれ、
苦しみもだえる魂(人)の数々が、
思い浮かべられます。

本当に不慮な要因で、
そういう窮地に追い込まれた人々も
いるでしょうが、

自分の自由な魂に、
見栄や飽くことのない欲望で、
お金の鎖という契約を結びあわせた人々の方が、
圧倒的に多いことだろうと思います。

説教じみていますが、
「魂を除けば、地上のすべてのものは、
 過ぎ去る影のようにむなしい。」
という本質が、
目に見えてくる位置に立たなければ
いけないように感じます。

おそらく、
そのような経験をした人々の中には、
今現在、そのような視点に
立てるようになった方々も
いらっしゃることでしょう。

大切なことに気づくまで、
時間がかかってしまったかもしれませんが、
まだまだ、どこかに前進できる余地があります。

ま、この自己破産という制度を
「財産隠し」や「不正の温床」として
利用している輩もいることでしょうが、
魂に、お金の鎖を結びあわせていることに
かわりはありません。

おそらく、
そのような人々は、見栄っぱりな面があったりして、
それをねたむ人々から引きずりおろされたりして、
ついには、その不正が明らかになることでしょう。

今現在、何に、心や魂が奪われているか、
よくよく考えておく必要があるな、
と思う今日この頃です。

【参考】
ツキの法則(谷岡一郎)


道は開ける(ディール・カーネギー)

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