若い時は早くゴールしたいと
感じているでしょう。
それも、じれったいほどに。
ぼくもかつてはそうでした。
でも、早くゴールしないほうがいいんです。
…
多くの人は、ゴールは手にするけれども、
スタートは捨ててしまう。
ゴールを目指していた時とは
別人になってしまうのです。
(調理場という戦場、斉須政雄)
ゴールに届くのに、
時間が必要であればあるほど、
やっぱり、ゴールの本当の意味が
分かってくるでしょうね。
そして、ゴールを手にした時にも、
その本当の価値と、
逆に価値のない点も分かるでしょう。
想い出す言葉があります。
「地球は丸い。
終着点に見える場所が、
出発点でしかないかもしれない。」
(アイヴィー・B・プリースト)
私も、まだまだゴールは
手にしていないと思います。
合格とか、就職とか、結婚とか、
会社設立とか、ゴールに思えるものを、
いくつも手に入れたつもりだったけど、
やっぱり、終わりじゃあなかったです。
最後のゴールなんて、
全然見えていないし、
その時々のゴールだって、
まだ数え切れないくらいありそうに思えます…
ゴールとスタート、
どちらも捨てない人間になりたいですね。
【参考】
集中力(谷川浩司)