元気なころは、いつでも独りに
なれる(なりたい)と思っていたけど、
人間は独りでは生きられない
ということが、よくわかったよ。
(寝たきり婆ぁ猛語録、門野晴子)
束縛されないで生きたい、
しがらみのないところで生きたい、
誰の世話にもならず自立した人間でいたい、
自分に力があるうちは、
やはり、そんなことを思う。
そして、もし、実現したいなら、
元気なうちに、出来る限り、
その準備をしていなくちゃいけない。
経済的にも、体力的にも、あらゆる面で…
でも、実際のところ、何歳になっても、
独りで生きるっていうのは難しい。
「人間」という漢字が
物語っているように、人の間に
生きていなくちゃいけない。
人嫌いだろうが、
コミュニケーション下手だろうが…
しばし独りになりたいという時間は、
とても貴重だけど、
ずっと独りになりたいっていう感情は、
何かを忘れている。孤独の意味と、
時間の経過と、それに伴う肉体的な変化を…
元気なうちに、
上手に人の世話になる方法、心構えを
学んでおかなくちゃあいけないね、
と思う次第です。