あなたの敵から、目を離さないようにしなさい。だって、…

あなたの敵から、
目を離さないようにしなさい。

だって、あなたの欠点を
最初に見つけてくれる人達なんだから…

(英語)
Observe your enemies,
for they first find out your faults.

(アンティステネス)

やさしそうな知人に対して、
こう言う人がいます。

「私のことで、何か気づいたら、
 いつでも、遠慮なく教えてね。
 すぐ直すから…」

やさしそうな知人にお願いしている以上、
間違いなく、欠点を伝えられるのに、
堪えられる人じゃあないんです。

だから、そういう言葉を
小耳にはさんだからと言って、
敵であるあなた(たとえば…ですよ)が、
その人に教えてあげる必要はないんです。

感謝されることなんて、まずないでしょうから。
ま、ケンカしたいのなら別ですが…

つまり、あなたについて考えてみた場合、
あなたに嫌われたくないと思っている人が、
「あなたの欠点リスト」を
あなたにすすんで見せたいはずはありません。

その代わり、
あなたに嫌われてもいいと思っている敵なら、
「あなたの欠点リスト」に、
あることないことを付け足してでも、
あなたに見せつけてやりたいと
思っていることでしょう。

だからね、心苦しいながらも、
「私の改善点を教えてください。」
なんて言わなくてもいいのです。

あなたの敵が、聞かなくても、
言いたくて言いたくてウズウズしていて、
思わずポロって漏らしてしまう言葉を
覚えておけば、十分に情報が得られるんです。

ただ、自分の欠点について、
1つでも聞くに堪えないという方は、
そんなことにさえ気を配らない方がいいです。
気が滅入るだけですから…

自分の欠点を見つけるにも、
それを改善するにも、
まずは精神力を鍛えないとね。

【参考】
プロカウンセラーの聞く技術(東山紘久)


「原因」と「結果」の法則(ジェームズ・アレン)

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