多様性は、楽しみの母なり。

多様性は、楽しみの母なり。

(英語)
Variety is the mother of Enjoyment.

(ベンジャミン・ディズラエリ)

とあるガマン大会があるとして、
一つの食材、
一つの調理法、
一つの味だけで、
生きていかなければいけない
とするなら、かなり苦痛だよね。

でも、それに近いことを求めて、
生活している人もいるように思う。

変わらない時代、
変わらない仕事、
変わらない人間関係、
そのなかで安楽に生きたい、
そんな望み。

あるいは、他人に対して、
自分と同じ思考や嗜好を求める姿。

なんとなく、自分にとっては、
都合がいいように見えるけど、
そのうち、
自分が自分に飽きてくるか、
周囲とうまくいかなくなるはず。

そもそも、
自分が年を重ねている以上、
同時に、世界が進歩している限り、
いろんな多様性が生まれてきて当然。

一方、変わらないものの
素晴らしさというのもある。

ただ、その素晴らしさの本質は、
「変わらない」ことじゃあなくて、
周囲が変わっていっても、
「変わらずに必要とされる」ものを
追求している姿の方だと思う。

人間も、モノも、価値観も…
今は多種多様。それで、
いろんな楽しみが生み出されている。

ただ、それに振り回されすぎると、
これまた、疲れる。

田口ランディさんの言葉を借りれば、
「もう消費すら快楽じゃない」
なんてことにもなる。

賢明なのは、
多様性の良さを理解し、
それぞれの寿命を見積もって、
楽しめる心じゃあないかと思う。

自分にも、
多様性があることを知るのは、
面白いはずよ。ただ、疲れないように…

【参考】
さぶ(山本周五郎)


道は開ける(ディール・カーネギー)

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