古めいても、どこかに、新しい匂いをもつことですな。

古めいても、どこかに、
新しい匂いをもつことですな。

(新・平家物語3、吉川英治)

この言葉は、物語のなかで、
平清盛の妻が、自分の弟から
言われるセリフです。

長い付き合いになる男女であれば、
魅力的な女性でいること、
また、魅力的な男性でいることは、
車の両輪みたいなもので、
1セットだと思います。

会社と社員の関係も、
親と子の関係も、
リーダーとそれに従う者の関係も、
そうじゃないでしょうか。

いずれかが、
もう一方の成長や魅力だけに
依存するようになったら、
必ず、ぎこちなくなります。

何歳になっても、
どんな環境に置かれようとも、
自分を磨くことを
忘れてはいけないでしょう。

新しい匂い…

いい表現ですな。
多分、新しい化粧品、香水で、
解決できる問題でもないでしょう。

やっぱり、内面の問題ですよ。

年を重ねるっていうのは、
本当は、そういう匂いを
身につける課題があるということ。
多分、多くの人が忘れていますよ。

だから、昨日、今日のニュースでも
報道されていますが、
自分のポストが奪われる段階になると、
それにしがみつくんです。

そんなに古い匂いっていうのは、
いいのでしょうか?
人によっては、
悪臭に変わる場合もあるのに…

新しい匂い、見つけましょ。

【参考】
三国志(北方謙三)


常識にとらわれない100の講義(森博嗣)

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