自分なりの方法がどこかにあるはずだ、
と思っていた。
その自信が傲慢から来るのか、
無知から来るのか。
それとも、その両方から来るのか。
あるいは自信でも何でもなく、
ただの楽観なのか。
(光源、桐野夏生)
人が傲慢な時、
だいたいは批難される。
人が無知な時、
ふつうはあきれられる。
人が楽観な時、
ほとんどは心配される。
でも、本当のところ、
傲慢も、無知も、楽観も、
たいして変わらないかもしれない、
とも思う。
自分が自信だと思っているものを
考えてみても、そんな気がする。
でも、すぐ崩れしてしまう
ような自信なら、しょうがない。
根拠のない自信でも、
何かの壁にぶち当たって、
まだまだだったんだ、
と思い返して、
さらに強くなれたら、
本物に近づけると思う。
人に対する傲慢は、
いけないと思うけど…
とにかく、成長する自信を
もっていたらいいと思う。
傲慢でも、無知でも、楽観でも…
そして、そのどれかが
事実だとしても、
本物の自信が身についていけば、
傲慢も、無知も、楽観も、
変わっていくことだろう。
自信をもつことを恐れるな。
【参考】
集中力(谷川浩司)