幸せとは、空にかかる虹を仰ぐこと。…

幸せとは、
空にかかる虹を仰ぐこと。

不幸せとは、
その虹をつかもうと地団駄を踏むこと。

(おなかがすいたらごはんたべるんだ、イ・ギュギョン)

ふとした疑問が湧きます。
その虹も見えない時は…と。

絶望か?

いやいや、虹が見えなくても、
きれいな青空に感動していたらいい。
青空が見えなかったら、
雲の動きの速さに、
驚いていたらいい。

雨のしずく一粒一粒を見て、
写真に刻まれるような瞬間を
見つけたらいい。

雪が降れば、
その一つ一つの結晶をよく見れば、
また神秘的になれる。
私は、雪国育ちだから、
それがよく分かる…

面倒くさいなぁ、と思う雪にも、
その一つ一つが、
本当にきれいに形作られている
結晶の姿を見てとると、
何か「すごいなぁ」と思わざるを得ない。

人間は、視野がせまい。

何かいいなぁ、と思えば、
それがすべてのような気がしてしまう。
そして、どうしても、
それを手に入れなければ
気が済まない気持ちにもなる。

世の中、虹ばかりじゃない。
いっぱいのものがある…

ただ、それを探すために、
わざわざ遠くに行く必要もまたない。

でも、それが分かるためには、
時間が必要なんだろうなぁ。
誰にでも…

【参考】
おなかがすいたらごはんたべるんだ―韓国の賢者による「短いお話、長い考え」(イ・ギュギョン)


常識にとらわれない100の講義(森博嗣)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です