笑う世間の方がおかしい。

笑う世間の方がおかしい。

(新・平家物語16、吉川英治)

どんなことで笑われるのが嫌いか。
悲しいことに、それが人生の基準…

笑われないような行動を
その先々で選んでいく。

世間が何を笑うか、
なんて、気まぐれに過ぎない。

だから、
これが気になる、
あれも気になる、
それも気になる…
という人には、
生きた心地もしないだろう。

そして、笑われた時、
あるいは、バカにされた時には、
この上なく傷ついている。

けれど、考えてみれば、
笑われたことで傷ついたというより、

本当のところ、
笑われないことをそれだけ
重要視している自分が、
自分を傷つけているかもしれない。

「笑う世間の方がおかしい。」
一歩まちがうと、この考え方も、
笑われるみたいなもんだが、

雑音と、そうでないものの違いを
はっきりと分かって、
雑音は気にせずに、
前に進んでいきましょう。

【参考】
青い空を、白い雲がかけてった(あすなひろし)


こころの処方箋(河合 隼雄)

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