自分の見ているものすべての物は
自分の心の中にあるんだよ。
…
幸福も不幸も希望も失望も、
喜びも 悩みも みんな、みんな。
(ブッタとシッタカブッタ、小泉吉宏)
他人の幸せを見て、
幸せを感じるとき、
他人の幸せを見て、
嫉妬を感じるとき、
他人の不幸を見て、
優越感を感じるとき、
他人の不幸を見て、
哀れみを感じるとき、
それぞれの時が、
自分の心を映している。
自分のモノがなくなり、
よく探しもせずに、
「きっと、あいつに盗まれたんだ。」
と騒ぎたてる人に限って、
過去に何か盗んだことがあったりする。
「あの人は、私のことを嫌っている」
と言う人の心の中には、
それを言う前から、「あの人」を
嫌っている気持ちがあったりする。
「だまされるかも、損するかも」
と心配する人の心には、
自分がまずトクしたい気持ちが
あったりする。
私自身を見れば、よく分かります。
何かを見て思うことには、
自分というフィルタの跡が、
ちゃんと残っている。
見るものすべてが美しい、
なんてことは、
なかなかないでしょうけど、
どう見えるかは、
心の問題なんですよねぇ、本当に。
ちなみに、今日の言葉は、
veritasさんからの投稿でした。
【参考】
ブッタとシッタカブッタ(小泉吉宏)