一発屋は、成功したのは…

一発屋は、
成功したのは
直感を信じたからだという。

しかし、彼はまた、
直感を信じて、地獄をみる。

(神田昌典)

ギャンブルの原則ですね。

成功すると、
自分なりの理由を思い込む。

そして、それによって、
また成功するはずだと
信じて疑わない人間に
なっちゃっている。

ギャンブルはやりませんが、
なんか、私にも心当たりが
あるかもしれません。

昨日いただいた投稿ですが、
こんな言葉がありました。

「人生は無数の偶然でできている」

偶然に起きたことか、
直感どおりに起きたことか。
これを区別するのは、
人間にとって難しいです。

時に、人は
信じたい方を
信じますからね。

それが
真実かどうかよりも、
信じたいかどうかで
動いてしまうのです。

昨今の国会では、
衝撃的な内容のメールが、
ガセネタか真実かで
しばらく騒がれていました。

今日の段階では、
ガセネタだったというオチに
なっています。

もしかしたら、
スクープに飢えている人ほど、
ガセネタをつかまされる可能性が
高いのかもしれません。

その心理の逆をつくと、
安易にスクープに
飛びつきそうな人間を
ターゲットにして、
目の前にネタを置くなんていう工作も
出来るわけでして…

身に余る幸福に耐えられない人間の前に、
ビギナーズ・ラックの罠が置かれたら、
その味にハマっちゃうことにも
共通する怖さがあります。

うまい言葉があります。

「悲運に耐えるより、
 幸運に耐えるためにこそ、
 大きな能力が要る。」
 (運と気まぐれに支配される人たち、ラ・ロシュフコー)

ああ、深く納得です。

皆様、お気をつけて。
だからと言って、勇気を
捨てることなどないように。

(参考)ツキの法則―「賭け方」と「勝敗」の科学(谷岡一郎)


こころの処方箋(河合 隼雄)

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