…だって、誰からも好かれる人間を嫌う人間が必ずいるでしょ。…

この世には、誰からも
好かれる人間なんていないものよ。
だって、誰からも好かれる人間を
嫌う人間が必ずいるでしょ。
世の中の仕組みは
みんなそうだと思わない?

(ドラマ「白い巨塔」)

ウェインさんからの投稿です。
「人間関係の難しさを
 よく表している言葉ですね。」

これは、人間関係の話だけ
じゃないかもなぁ、と思います。

価値観が多様化している現代では、
ビジネスにも通用してきそう。
以前、こんな言葉を紹介しました。

「成功の鍵は知らないが、
 失敗の鍵なら知っている。
 それは、あらゆる人間を
 満足させようと考えることだよ。」
 (ビル・コスビィ)

本当にいい人がいても、
物事を素直に見れない人間は、
「八方美人」としか受けとれない。

自分に下心があればあるほど、
ものの見方は偏ってくる。

だから、「こう見て欲しい」
という願望がある場合には、
それにしがみつき過ぎて、
自分を見失わないように
気をつけなくちゃいけない。

自分がどういう人間であるかと、
自分がどう見られているかは、
必ずしも一致しないから。

しかしながら、
自分を理解して欲しいのなら、
欠点も見せるようにした方が
いい場合もあると思うのも一策。

もし、欠点を隠そうとすると、
無理に欠点の粗探しをされる。
だが、これが欠点だと見せれば、
ハッキリとした長所がある時には、
そちらが際立ち、人間らしさとして
理解されることもあるだろう。

そもそも、
欠点などありません、
誰にでもピッタリです、
なんていうのが怪しいわけです。

それを目指して頑張るのと、
それを隠してウソをつくのでは、
次元が違うでしょう。

(参考)ドラマ「白い巨塔」


こころの処方箋(河合 隼雄)

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