私たちは、
愛するものによって作られ、
愛するものによって飾られる。
(英語)
We are shaped and fashioned
by what we love.
(ジョアン・ウォルギャン)
神や仏への信仰心などがなくても、
いや、それがあると公言していても、
心の中で本当に愛しているもの、
あるいは執着しているものが、
その人の本当の「神」になると思います。
人によっては、
その時々で変わるでしょう。
恋人になったり、お金になったり、
仕事になったり、モノになったり…
愛すれば愛するほど、
自分を満足させてくれるものがある。
一方、最初のうちは満足していても、
それに合わせられた自分が作られ、
それで自分を飾っているうちに、
本当は違うんじゃないかな、
と思うこともある。
でも「いや、そんなはずはない」と
その気持ちを打ち消して、
自分と他人を納得させるために、
今まで以上に、
自分が愛しているもの、
あるいはその代わりのもの(象徴)で、
自分の周りをかためていくこともある。
自分が本当に愛しているものは何か。
それは、自分をどう作ったか。
自分をどう飾っているか。
あとあと、虚しく感じることがないよう、
愛することの意味を学んでいかないと
だめなんでしょうね。