苦しみに遭遇したとき、
その苦しみから
すみやかにのがれようとするから、
かえって苦しみに捉えられる。
(奇貨居くべし、宮城谷昌光)
早く逃れたいという思いが
先走りすぎて、ますます、
泥沼にハマることがある。
こんな例に近いかな…
借金の厳しい催促から逃れるために、
別のサラ金業者から借りて返す。
また、催促が厳しくなって、
借りては返すという自転車操業。
ちょっと苦しめば、
すぐ楽になるものもあるのに、
ただ逃げることばかりを考えるから、
苦しみを複雑にしたり、
大きくしたりしてしまう。
罠なんですよねぇ。
ちょっとした苦痛を与えながら、
目の前に「救い」を見せる。
人は、藁をもつかむ思いで、
それにしがみつこうとするから、
だまされたり、傷つけられたり、
さらに大きな苦しみを受ける。
だから、悪いことは言わない。
逃げることを考えない方がいい。
それを考え始めた段階で、
さらなる苦しみを招く行動パターンに
ハマる可能性があるから。
自分のためです。