アートに目的があるとすれば、…

アートに目的があるとすれば、
それは、人生を解釈すること。
そして、新たな視界を再現すること。

(英語)
If art has a purpose,
it is to interpret life,
reproduce it in fresh visions.

(キャサリン・ボーエン)

人生の解釈を助けるものなんて、
世の中に、いっぱいある。

要は、見る人間の側で、
そこに見えるものを洞察できれば、
それがそうなるのだ。

だから、この世界には、
アートがいっぱい転がっている。

海や山など自然がつくった風景もそうだし、
人間の手から生まれたモノや芸術も、
喜怒哀楽をもつ人間自身もそう。

ただ、有名になるアートには、
金儲けの役に立つものが多いのも事実。
大きなパワーを与えてくれるアートでも、
金にならなければ、人知れず、
限られた人々の心に印象を残すだけ。

見る目のある人間が、
そこから人生の解釈を拾っていく。

今朝は、サッカーワールドカップにて、
日本が負けて、予選敗退となった。
試合後、グラウンドに仰向けになり、
目を赤くして、なかなか起きようとしない
中田英寿選手が、私にはアートに見えた。

インタビューする人が、
似たような質問をくり返すと
「話を聞いていますか?」
と怒りをにじませて答える彼。
これも、アートである。

アートって、
生き様そのものが
映されているんだろうなぁ…

肩を落とす姿、うつむく姿、怒る姿、
いろんなアートがありますからねぇ。

(参考)生活はアート (パトリス・ジュリアン)


人生の短さについて(セネカ)

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