われわれは、批評せずには生きていられないが、…

われわれは、
批評せずには
生きていられないが、

そういう自分の批評を
批評せずには、
生きていられる。

(英語)
We cannot live without valuing:
but we can live without
valuing what you value.

(ニーチェ)

「今の男の人は、何点?」

「ん?、85点くらい。
 けっこう、おしい線だけど、
 ちょっと残念なのよねぇ…」

こんな会話は、楽しい。
批評する立場は、
あれこれ言うだけで気楽だから、
ネタさえあれば、延々と出来る。

しかし、一転して、
批評される立場になると、
急に逃げ出したくなる。

採点、格付け、品定め、
査定、人事考課、投票などなど、
生きていれば、
そういう場面は少なくない。

そんなはずはない、
その見方はおかしい、
そういうつもりじゃない。
なんて言葉は通用しない。

自分の批評が、
独りよがりであるように、
他人からの批評も、
同じもんなのだ。

他人から点数をつけられてばかりじゃ、
生きるのは、息苦しい。でも、
そういう世界で生きなくちゃいけない。

そのストレスから解放されるためには、
すべての批評を気にしないか、
批評が及ばない「高いレベル」を目指すか、
自分の「新しい世界」をつくるしかない。

誰の目も、外向きに付いているから、
しょうがないことなのかもしれませんが…

(参考)世間の目(佐藤直樹)


「原因」と「結果」の法則(ジェームズ・アレン)

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