人の苦労なんて、いくら聞かされたって…

人の苦労なんて、
いくら聞かされたって
成長しない。
自分で苦労しろ。

(瀬戸雄三)

後輩のために、
若い者のために、
次の世代のために、
ということで、
苦労話を始めたくなったら、
年をとった証拠かもしれない。

苦労話をする時間よりも、
何かにチャレンジする自分の時間を
大切にして生きていった方がいい。

もちろん、
あらゆる苦労話が
無駄とは言えないけれど、

自分から話したがる苦労話ほど、
効果のないものはないと思う。

苦労話を聞きたがる人でさえ、
そのほとんどの人が、
自分のものに出来ない。

それであれば、
苦労話を聞きたくない人には、
なおさら、意味をもたなくなる。

人は、なぜ苦労話を話したがるか。
やっぱり、自己憐憫?
それもあるだろう…

そうでないとすれば、自己表現?
何も達成していなくとも、
こんなことで苦労していたんだ、
と誰かと確認できれば、
生きていた意味を理解できる。

自分の苦労を
自分で知っているだけでは、
残念ながら、それが出来ない。

苦労話は、
それを話す側のためにある。
そして、ごくわずかな聞き手だけが、
自分自身のために賢く役立てられる。

そう思っていた方がいい。
じゃないと、苦労話が浮かばれない。

(参考)逆境はこわくない?知恵をしぼり、汗をかけば…(瀬戸雄三)


常識にとらわれない100の講義(森博嗣)

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