希望をなくしそうな状況でさえ、…

希望をなくしそうな状況でさえ、
世界はどこかに、
驚きと奇跡を隠している。

(がんから始まる、岸本葉子)

驚くことがなくなったら、
人生は黄信号だと思う。

ありきたりの生き方を
してしまっているか、
鈍くなっちゃってるか、
多分、そのどちらか。

いや、あまりにも
驚くことばかりの人生で、
多少のことでは
驚かなくなった、
という人もいるかもしれない。

けれど、それだけ
「驚く」ということに
許容できる器があるのなら、
さらに驚くことを求めないのは
もったいないとも思う。

奇跡の引き金になるのは何か。
どうしても
あきらめたくない気持ち。
それがある人生は、
奇跡を信じたくなるから。

それがない人生は、
驚きも奇跡もいらない。

昨日、マグロ漁船の転覆事故から
冬の海で74時間漂流して
助けられた2人の記者会見が
行われました。

家族を思って頑張ったこと、
死にたくないと励ましあったこと、
絶対にまた会うという意志。

そんな言葉が印象に残ります。

周囲2マイルに
船がいないことを確認した直後、
フェリーと衝突したと言っています。

驚く間もなく、沈み始める船。

しかし、
同じようなマグロ漁船には、
搭載の義務がない救命ボートを
載せていたことが、奇跡を起こした。
40万円ほどの救命ボートだそうです。

搭載義務がないから
40万円を節約するのか。
それとも、
義務どうのこうのでなく、
命を節約することを考えるか。

奇跡は、
思いがけないことで
起こるものなんですね。

(参考)がんから始まる(岸本葉子)


置かれた場所で咲きなさい(渡辺 和子)

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