胸をはって
負け犬になれないなら、
勝ち犬にもなれないわよ。
(英語)
To be a good winner
you had to be
a good loser first.
(ハル・ベリーの母親)
最高の映画、俳優に贈られる
アカデミー賞授賞式で
盛り上がる日の前夜、
最低の映画、俳優に贈られる
ゴールデン・ラズベリー賞。
冗談半分なものです…
そんな賞ですから、
トロフィーを
もらいにくる受賞者は
めったにない。
ところが、
ハル・ベリーは来た。
そして、この言葉を言ったのです。
「胸をはって?」
なんか、いいですね。
やるからには、
勝つことが目標、
勝ちたくて当たり前。
しかし、本当に勝つためには、
勝つことばかりに
焦点を当てちゃいけない。
場合によっては、
勝つこと=失敗しない、
と理解しちゃう人間も出てくるから。
失敗しないように、と考えると、
気持ちは「守り」に入ってしまう。
守りに入ってしまうと、
勝つために必要な「思いっきり」が
出せなくなる。
結果、負けるというわけだ。
対戦スポーツで言えば、
失敗しないために、
無難なプレイばかりをして
相手の失敗を待つようになる。
すると、チャンスが来ても、
思い切ったプレイをしなくなり、
それによって、かえって
相手にチャンスを与えてしまい、
負けの道に踏み込んでしまう。
一時的な勝利のために、
無難にふるまうよりも、
本当に強くなって勝てるように、
思いっきり力を出して負けた方がいい。
どうせ、本当に
勝てるようになるためには、
何度も何度も負けるんですから。
(参考)映画「キャットウーマン」