チェスは人生のようだ…

チェスは人生のようだ…

一番最初はすべての駒が揃っている。
そのままなら平穏無事だが、
それは許されない。
動き、自分の陣地から
出ていかねばならない。

動けば動くほど、
相手を倒せるかもしれないが、
自分も様々なものを失っていく。
それは人間の人生と同じだ。

(さまよう刃、東野圭吾)

この本のストーリーには、
犯罪を犯しながらも
少年法で守られる少年らと、
その少年らに娘の命を奪われて
復讐をしていく親が登場する。

ハリウッド映画のような、
かっこいい復讐劇ではない。
何が正しい裁きか、
ということを考えさせられる。

人は知らず知らずのうちに、
何かを失って、何かを得ている。

失いたくないと思って、
そのまま動かないでいても、
少なくとも、時間は失うことになる。

下手すると、
時間を失っているばかりか、
ほかのものをも失っていることに
気づかないでいたりする。

どうせ、失うのだ。

そんなことになっているのなら、
出て行って、動いて、
自分の手に入るものなら、
手に入れておいたほうがいい。

(参考)さまよう刃(東野圭吾)


道は開ける(ディール・カーネギー)

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