問題は解決されるためにある

問題は解決されるためにある

(中山素平)

問題のある世界というものは、
問題のある人間で出来ていて、

問題のある人間は、
問題のある考え方を
持っているかと言えば、
そういうわけでもなくて…

ただ、まわりと違うから、
問題のある人間、
ということに見られてしまう。

それに、問題のある考え方、
と思われるアイデアにこそ、
現状の問題を解決するヒントが
あったりするのも、ありがちなこと。

だから、
問題があるのが当たり前で、
問題がないのが問題なのだ。

私は、問題がない、
と言い張る姿には、
ちょっとした違和感を感じる。

隠しているか、
気づくだけの能力がないか。

そんな状況では、
解決できる問題も
解決できなくなってしまう。

解決されるために、
問題として存在しているのに、
隠されてしまっては、
何の意味もないだろう。

問題を歓迎しましょう。

(参考)
運を天に任すなんて―人間・中山素平(城山 三郎)


常識にとらわれない100の講義(森博嗣)

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