天才とは、自分の才能を上手に…

天才とは、自分の才能を上手に
引き出すことができた人のこと。

(13歳からのシンプルな生き方哲学、船井幸雄)

自分の才能を上手に引き出せても、
それが、ほかの人に比べて、
何かしら目立った点がないと、

実際には「天才」と
呼ばれることはありません。

天才と呼ばれることは、
たいへんなことです。

努力もせずに、
とてつもない才能が身についたように
勘違いされることも少なくなく、

得意な分野以外でも、
何かしらやってくれそうな期待を
勝手に抱かれたり、

嫉妬されたり、恨まれたりすることも
けっこうあるでしょう。

あと、自分の才能によって、
世の中を難なく渡り歩けるような、
誰でも言うことを聞いてくれるような、
そんな錯覚に陥ってしまい、
どん底を体験することすらあるのです。

天才の味わう苦悩があり、
凡才も味わう苦悩があります。

与えられているものが
素晴らしいからと言って、
幸せとは限らないのです。

人それぞれ、
背負っていくものが違うだけ。

天才と呼ばれる人を、
うらやみすぎることなく、

自分の才能を上手に引き出して、
自分のささやかな「天才」ぶりを
見つけることに、心を注ぎましょう。

(参考)13歳からのシンプルな生き方哲学(船井幸雄)

No.2581


常識にとらわれない100の講義(森博嗣)

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