先生には、
いろんな先生が
いたほうがいいんだ。
生徒にも、
いろんな生徒が
いるんだから。
(青い鳥、重松清)
生徒が、自分の個性は
認めて欲しいのに、
先生には、
こうあって欲しい、
と願うのは、ちょっと
身勝手かもしれない。
逆に、先生が、
自分の個性を生徒に
理解させようとしながら、
生徒はこうあるべきだ、
と決めつけているとしたら、
これまた同じことかな。
いろんな先生がいて、
いろんな生徒がいる。
それは、
学校の中だけでなく、
家庭の中でも、
社会に出てからの
会社や組織の中でも、
きっとそうなる。
かなり大きな問題を起こして、
免職になる先生がいて、
親もいっしょになって、
とんでもない先生ばかりだ、
と結論づけてしまったら、
子供は、学校で学ぶ意欲や価値を
ちょっと失うことだろう。
自分たちの内外で、
どんな先生(大人)のニュースを聞こうとも、
大人も、子供も、人生という中では、
同じ「現在進行形」の存在。
子供も学べば、大人も学ぶ。
親になった瞬間から、
先生になった瞬間から、
完ぺきな生き方が出来る人などいない。
いっしょに頑張っているんだよ、
という姿勢を見せられる大人が、
近くに一人でもいてあげられたら、
子供は幸せじゃないか、
と私は思い、生きているつもりです。
子供も、大人も、がんばれ。
(参考)青い鳥(重松清)
No.2589