「生きづらい時代」と言われるけれど、…

「現代は生きづらい時代」
と言われるけれど、

人間が生きづらくなかった時代など
あっただろうか。

(南直哉)

生きづらい時代、
という表現は、きっと、
強いインパクトをねらって
生まれたものなのでしょう。

みんなが、なんとなく、
息苦しさを感じていて、
なんでだろう、なんでだろう、
と下を向きながら生きている時に、

「現代は生きづらい時代だ」

って言われると、
そっかぁということで、
ストンと胸のあたりに落ちてくる。

「今は100年に1度の危機だ」

という言葉にも多分同じ効果がある。

なんていうか、
その言葉を聞いたからと言って、
癒されるとか、問題が解決されるとか
みたいなことにはならないけれど、

問題が解明された気分には、
なるんですよ、人間って。

そういう意味で言えば、人は、
心にストンと落ちてくる言葉を
待っているのかもしれない。

解決したい気持ちもあるけれど、
とりあえずは、分かりたい。

もちろん、正体が分かるだけで、
解決する問題っていうのもある。

でも、問題のタイプは違えども、
いつの時代にも、どこかしらに
生きにくさはあったはずなんです。

それをちゃんと生き抜いた人々の子孫が、
今の生きにくさに出会っているだけ。

月並みだけれど、
やれば出来るんです。

オバマ大統領の決めゼリフを真似たい。
Yes We can. Thank you.

(参考)なぜこんなに生きにくいのか(南 直哉)

No.2593


「原因」と「結果」の法則(ジェームズ・アレン)

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