それまでの考えに
こだわっていてはダメなのだと
いうことを思い知ったとき、
新たな考え方を学ぶことができます。
(10の悩みと向き合う、島田裕巳)
こだわってなんかいない、
と言いつつも、
自分が行き詰っていることを
実感すれば、イヤイヤながら、
認めるようになります。
しかし、それまで
ずーっとこだわってきたものを
捨てるというのは、
かなりの勇気がいることでしょう。
逆にいえば、新たに飛びついて
こだわる価値があるものを見つければ、
きっと、そこから離れられる。
離れるときは、
いくらか心細いとしても、
離れて、新しいこだわりを見つけて、
また離れて、別のこだわりを見つけて、
ということをくり返せば、
それが「生きる」ということなんだと
分かってくるもんなんです。
そういうことから逃げて、
こだわりをいつまでも守るから、
自分の中の新陳代謝パワーが
衰えてしまって、結果的に
自分がダメになってしまう。
ちょっと冷静になってみれば、
こだわって守っているものが
本当はどれだけの価値のものか、
分かるはずなんです、人間は。
何度も何度も
思い知ります。
私も、1週間のうちにさえ、
何度となく、思い知らされます。
それでいて、知らず知らずのうちに、
元のこだわりに戻ってしまうこともある。
新しいことを受け入れる、
っていうのは、
それだけ難しい時もある
っていうことでしょうね。
(参考)10の悩みと向き合う(島田裕巳)
No.2626