面白いことはただ面白さだけで…

面白いことは
ただ面白さだけで
そこにあるのではなく、

悲しみや苦しみとともに
そこにある。

(雑誌「通販生活」、町田康)

映画でも、本でも、音楽でも、
なんか面白いと言ってしまうのは、
笑えるからだけじゃない。

そこに描かれている世界とか、
その世界にある苦しみや悲しみに、
グッと惹き込まれるものがあるから。

だから、
笑いのセンスのない人が、
無理して笑わせようとすると、
つまらなくなるわけで、

そういうセンスがないならないで、
別の面白さを目指せばいいのだ。

世の中には、
いろんな面白いがある。

笑いっていうのは、
たしかに分かりやすくて、
人のウケもいいから、

子どもなんかは特に、
そういうことを目指しがち。

最初は、
そういう傾向でも
かまわないけれど、

大人になってまで、
それを引きずる必要はない。

自分らしい面白さを、
自分らしく探求すること。

それが、自分の人生をも
面白くさせていく方法だと思う。

面白い人生は、
面白さの種類だけある。

(参考)告白 (町田康)

No.3037


モモ(ミヒャエル・エンデ)

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