大体の場合、
みんながいいと勧めるのは、
誰かがすでに切り開いた
普通のレールのことが多い。
そっちへ流されたほうが
自分もラクなんですけど、
未来のためになると思ったら、
あえて苦しい道に進んだほうがいい。
飛び込んでみなければ
わからないこともあるから、
まずはやってみよう。
(雑誌「DIME」、奥田政行)
お父さんがだまされて
こしらえてしまった
借金1億円以上をバネに、
全国からお客の集まる
イタリアン・レストラン
「アル・ケッチァーノ」
を開いた奥田さんの言葉。
説得力があります。
アル・ケッチァーノ
っていうのは、
イタリア語なんかじゃなくて、
「あったよね」という庄内弁。
こんな近くにあったんだ、
という気づきは、誰でも
けっこう多いと思います。
楽なこと、楽なこと、
といろんなところへ、
いろいろと探しにいっても、
見つからないのですが、
意外と近くにある、
ちょっと苦痛なことの中に、
楽になれるヒントが
あったりするもんです。
近道のつもりが、遠回り。
けれど、どんなに遠回りでも、
そんな経験をすることでしか
自分は学べなかったんだ、
と思えば、意外と近道だったりもする。
いい選びが出来るためには、
まだまだ時間が必要なようです。
No.3055