能力があっても、…

能力があっても、
残念ながらそれだけでは
十分じゃないんです。

そして考えようによっては、
十分ではない優れた能力を持つってことは、
まったく何も持たないより
かえって危険かもしれません。

(1Q84、村上春樹)

ビギナーズ・ラックで、
大儲けした人のなかには、

あのとき成功していなければ、
こんなにも調子に乗って
後戻りできないほどボロボロに
なることなんてなかったのに、
と思わされる人もいるかもしれない。

かなりの苦労をして、
手に入れた成功には、
溺れることはめったにありません。
溺れるほどのものでもない。
それだけの時間や労力、お金を
費やしてきたわけですから。
浮かれてなんかいられないはず。

しかし、
ちょっとした能力で、
偶然だったり、
タイミングがよかったり、
誰かの助けがあって、
大成功するような目に遭うと、
だいたいは、過信が芽生えます。

ただ、
成功というものは、
貯蓄できるものじゃなく、
どんどん消耗されていきますから、

その成功が薄らいでしまい、
自分の中から、
次の成功への足がかりやヒントが
見出せなくなったときには、
「もっと成功するはずなのに…」
という葛藤に苦しむことでしょう。

能力というものを、
世の中レベルと比較して、
しっかりと見られる分別を
養っておくことがいいでしょう。

(参考)1Q84(村上春樹)

No.3355


道は開ける(ディール・カーネギー)

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