僕たちが生きていられるのは、…

僕たちが生きていられるのは、
いろいろな命をちょっとずつ
分けてもらっているからなんだ。

(モサ、山崎ナオコーラ)

今年1年を振り返ってみれば、
やっぱり、いろんな人に
お世話になっているようで、

だれの世話にもなりたくないとか、
恩義を着せられたくないとか、
俺は俺の道をいくんだとか、
思っているような私でも、

ちょっとした気持ちとか、
ちょっとした命とか、
そういったものを
もらっていることを
認めたほうがいいって思う。

認めちゃえば、
すんごく気楽なんだけど、
認めるまでは、
なんか負けみたいな気持ちに
なるようで、
そこまでの道のりが
意外と遠かったりします。

自分の子供たちにしても、
こっちが面倒を見てやっているんだ、
っていう気持ちがどこかにあって、
どこかにあるどころか、
強烈にもっていて、

でも、ふと、
そうじゃないってことに
気づかされる。

昨晩なんか、
よく分かんないけど、
三人娘がデジカメで
自分たちを動画撮影しながら、
ケラケラと笑っている姿を見て、
なんか癒された。

命をもらっていると言っても、
相手の命が削られているわけでもなく、
逆に、こっちが命をあげてると言っても、
こっちの命が短くなってるわけでもなく、

あげたり、もらったりすることで、
かえって健康的になっている気がします。

そういうことがなくて、
生きている人の方が
不健康なんじゃないか、と。

皆さんからも、
ちょっとずつ命をもらいました。
今年もありがとうございます。

(参考)モサ(山崎ナオコーラ)

No.3377


常識にとらわれない100の講義(森博嗣)

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