弱いからって
それは悪いことじゃないもの。
わたしたちは
弱いかもしれないけれど、
でもこの弱さは
とても意味のある弱さだもの。
(ヘヴン、川上未映子)
弱いからこそ、
知る羽目になることがある。
見せつけられること、
知らしめられることがある。
だいたいは、
どうやっても
変えられそうにない、
と思えることです…
でも、それを受け入れた時に、
意外にも、これから
何をしていけばいいか、
見えてくることもあります。
弱さを隠そうとしたり、
ごまかそうとすると、
かえって見えなくなる。
本質から遠ざかってくる。
弱さの本質っていうのは、
基本的に、
その弱さをバネにして
飛躍できる、強さに変えられる、
ということだと思います。
だから、
弱いなぁ、と思う点は、
その反対側から見れば、
どういうふうに生かせるかな、
という道を探るものなのでしょう。
弱いところを、
弱いとだけ責めるから、
そこから立ち上がれない。
弱いところには、
その人の個性があって、
それを何かしら生かせる道がある、
ということにすれば、もっと気楽に
弱いところに向き合えるというもの。
弱いことには、
必ず意味を見いだせる。
(参考)ヘヴン(川上未映子)
No.3405